Record China 2009年5月15日(金) 12時9分
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14日、あたかも日本製かのように銘打った健康促進目的をうたうネックレスが「医療的効果がまったくない」と指摘され、問題となっている。写真は中国の薬局。
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2009年5月14日、あたかも日本製かのように銘打った健康促進目的のネックレスが「医療的効果がまったくない」と指摘され、問題となっている。中国青年報の報道。
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内モンゴル自治区フフホト市在住の女性・劉茵(リウ・イン)さんは、長年頸椎の痛みに悩んでいた。ある日、「君の症状に効果があるらしい」と、夫がチタン・ゲルマニウム製のネックレスを買ってきた。製品は、装着すれば15分で疲労や各部の痛みを取り除くと銘打たれている。しかし5日たっても、痛みが引くどころか、劉さんはかえってしびれのような違和感を感じたため、商品を購入した薬局に返品を求めた。
香港企業が販売しているこの商品は、商品名に「日本」と冠しており、08年10月に販売を開始。日本の医学博士の著書を引用して、肩こり・腰痛など全身の痛みやこりの緩和、血液浄化、血圧低下、疲労回復、不眠解消、免疫力向上、電磁波対策など様々な効果を発揮すると謳っている。
しかし、内モンゴル医学院付属医院の頚椎治療専門家によると、チタンとゲルマニウムには直接的な治療効果は認められないという。同じく、フフホト市付属医院の医師も「チタンやゲルマニウムが頸椎の症状をやわらげるという医学的資料はない」と断言する。
記者が内モンゴル食品薬品監督管理局に問い合わせると、国家関連部門は該当製品を医療器械として認定していないという。この商品には、使用説明書と出荷時品質合格証が添付されているだけで、薬品監督部門の許可番号は記載されていなかった。そのうえ、商品名を見ると「日本製」と誤解されかねないこの製品、実際に生産しているのは広東省や江蘇省など複数の中国企業であることも突き止めた。フフホト市消費者協会の宝音(バオ・イン)副事務総長は、これを「虚偽広告にあたる可能性がある」と指摘している。(翻訳・編集/愛玉)
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