<北京五輪>聖火トーチを売却、夫の治療費に…―湖北省宜昌市

Record China    2009年5月19日(火) 20時37分

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18日、県教育局の幹部でもある小学校の女性校長がやむを得ぬ理由から、北京オリンピックの聖火リレーで使ったトーチを売却しようとしている。写真は聖火トーチ。

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2009年5月18日、湖北省宜昌市五峰トゥチャ族自治県の小学校校長で、県教育局の副局長でもある女性が、やむを得ぬ理由から、北京オリンピックの聖火リレーで使ったトーチを売却しようとしている。長江商業報の報道。

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女性は1988年に15歳で中学校を卒業すると同時に、海抜1800mの貧困地区の小学校へ就職。その後、苦労して大学を卒業し、教育局の副局長にまでなった。また、北京オリンピックの際には聖火リレーに参加した経歴を持っている。そんな順風満帆のキャリアとは裏腹に女性の夫はリンパ腫瘍を患っており、北京で治療するために高額の費用が早急に必要な状態となっている。

女性は「手術費などですでに多額の治療費を借りている上、今後も3か月おきに北京で診察を受けなければならない。さらに、20数万元もの住宅ローンもあり、夫と話し合った結果、聖火リレーに参加した際に記念品としてもらったトーチを売り払うことを決めた」と話す。女性の子供は母親が聖火リレーをつとめたことを自慢に思っていることから、「トーチを売却しようとしていることを知ったら子供がどう思うか…」と、心を痛めているという。(翻訳・編集/岡田)

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