<四川大地震>被災地から新石器時代の重要遺跡発見―四川省

Record China    2009年5月22日(金) 18時43分

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22日、昨年5月に発生した四川大地震の被災地の建築物再建事業に先駆け、四川省文物管理局を筆頭に行っていた考古調査で、4800年前の新石器時代の遺跡が発見された。写真は布瓦村。

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2009年5月22日、昨年5月に発生した四川大地震被災地の建築物再建事業に先駆け、四川省文物管理局を筆頭に行っていた考古調査で、4800年前の新石器時代の遺跡が発見された。遺跡が発見されたのは四川省[シ文]川(ぶんせん)県威川鎮布瓦村で、要塞建築の建ち並ぶ村落である。成都商報の報道。

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四川省文物考古研究院の専門家によると、全国重要文物保護建築に指定されていた布瓦村を含む一帯は、震災で重大なダメージを被った。2000年前から存在するという少数民族・チャン族の村落で、全家屋が地下で繋がった要塞式建築が立ち並び、「中国世界文化遺産申請候補リスト」にも名を連ねていた。

このほどの考古調査で同地から出土した多数の陶器や石器から、同地区は新石器時代には独自の文化を築いていたことがわかった。およそ4800年前、黄河流域に栄えた龍山文化(BC3000〜BC2000年ごろ)初期と同時期の遺跡となる。

遺跡発見によって、新石器時代の黄河上流域と長江上流域の2地区の間に存在した文化的交流などが明らかになることが期待される。四川大地震発生後に被災地で3度行われた文物調査の中でも、最も重要な考古学的発見のひとつと位置づけられる。(翻訳・編集/愛玉)

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