中国、「世界の工場」の座をメキシコに奪われる―仏メディア

Record China    2009年5月26日(火) 9時58分

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22日、仏メディアは、最新の世界各国の製造コストに関する調査報告で、中国は90年代から維持してきた「世界の工場」の座をメキシコに奪われたと報じた。写真は江蘇省海安県の紡績工場。

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2009年5月22日、ラジオ・フランス・インターナショナル(電子版)は最新の世界各国の製造コストに関する調査報告で、中国は90年代から維持してきた「世界の工場」の座をメキシコに奪われたと報じた。23日付で環球時報が伝えた。

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米ミシガン州の国際コンサルティング企業が世界各国で今年の製造コストを調査した。その結果、これまで米国は中国への外注により30%〜40%もコスト削減出来ると言われてきたが、05年にはそれが22%となり、昨年はわずか5.5%にまで減少した。また、05年の中国製品のコストはメキシコより5%低かったが、現在は逆に20%も高いという。現在最も製造コストが低い国はメキシコで、2位がインド、中国は3位に転落した。

中国が「世界の工場」の座を失った理由は、人民元高と労働コストの上昇にあると調査報告は指摘する。米国内では中国製品のコスト高や品質問題、知的財産権などに対する懸念が徐々に広がっており、新たな仕入れ先を探し始めた企業も増えているという。ボストンの市場研究所が実施した調査によれば、米企業の26%が「中国製品のリスクは高い」と回答している。(翻訳・編集/NN)

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