<続報>ペット犬数万頭、とりあえずは命拾い!「犬禁止令」、当面は実施延期―黒龍江省黒河市

Record China    2009年5月27日(水) 16時10分

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24日、黒龍江省黒河市で23日から実施される予定だった「犬禁止令」は、ペット愛好家などからの強烈な反対を受け、一時的に延期されることになった。資料写真。

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2009年5月24日、黒龍江省黒河市で23日から実施される予定だった「犬飼育禁止令」は、ペット愛好家などからの強烈な反対を受け、一時的に延期されることになった。東北新聞網が伝えた。

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黒河市政府が5月20日に発表した禁止令では、「市内を含む指定地域で犬を飼うことを禁止する。23日以降に犬を発見した場合は捕獲し処分する。また、飼い主に対しては200元(約2770円)以下の罰金に処す」と規定していた。

発表直後から、ネット上ではペット愛好家など多くの市民が「動物虐待」の声を上げるなど大きな話題となり、事態の行方が全国から注目されていた。

こうした状況を受け、政府は23日、地元テレビ局を通じて「犬飼育禁止令を実施するか否かは各界の意見を広く聞いた後、改めて決定する」と発表し、実施を一時的に延期。また、犬を捕獲・処分するために組織された「犬バスターズ」も当面は解散することとなった。

実施延期の知らせを聞いた黒河市ペット連盟の代表者・周(ジョウ)さんは、「ネット上での反対活動の成果だ。何万頭もの犬の命がとりあえず守られた」と話した。しかし、周さんは「各界の意見を聞くというのが曲者」と指摘し、「犬を飼うことに反対する人の意見ばかりを集めるのでは」と政府の態度に疑いを示す。また、ある政府高官が犬にかまれたことが原因でこの禁止令が発令されたとのネット上のうわさに関し、周さんは黒河市紀律検査委員会の陳亜平(チェン・ヤーピン)書記の名前を挙げた上で、「ただし本人は認めていない」と語っており、禁止令の動向とともに、うわさの真相解明が注目されている。(翻訳・編集/HA)

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