2009年5月27日、毒蛇に噛ませて殺した鶏の肉を供するレストランが広東省に出現したとして先日より話題となっているが、今度は重慶市で同様の飲食店があるとの情報が伝えられた。現地の衛生監督所が真偽を調査し、このような屠殺方法を禁じる構えだ。重慶商報の報道。

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重慶市民の通報で発覚したレストラン、客の入りはなかなかのもの。記者が取材すると、従業員が客の目の前で「鶏をさばいていた」。そのやり方は、片手で生きた鶏の首を押さえつけ、もう片方の手で毒蛇を操り、鶏の頭部に噛みつくよう誘導する。蛇が牙を突き立てると、鶏は1分ほどで絶命した。さらに、蛇の方も手早く皮をはがれてテーブルに供される。蛇は滋養強壮によいとされ、中国では広東省を中心にスープなどにして食べる地方がある。

店の触れ込みでは、毒蛇に噛まれた鶏はシミ・そばかす除去、デトックス、リューマチ治療に効果がある。これについて市内の内科医は「蛇の毒は豊富なたんぱく質を含んでおり、加熱すれば確かに毒性は消失する。しかし、このような食習慣は推奨すべきではない」としている。地元衛生監督所は事実調査に乗り出したうえ、この屠殺方法を禁止措置とする方針だ。なお、問題の店は3年前から経営しており、現在のところ食中毒事件を引き起こしたことはないという。もちろん、市民からは「残酷すぎるし、モラルに反する」との声も上がっている。(翻訳・編集/愛玉)