「中国京杭大運河文化祭」が開幕―北京市

Record China    2006年10月17日(火) 12時21分

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「中国京杭大運河文化祭」が開催され、世界最大かつ最古の大運河に関する資料の展示が行なわれた。

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2006年10月15日、北京市の通州(トンジョウ)運河文化広場で「中国京杭大運河文化祭」が開催された。これは通州を中心とした運河が通る4省にある、2都市70余りの県が共同で開催して16日まで行なわれる予定。今年は「運河の伝統文化を発揚し、文化産業を発展させ、宣伝する」をテーマに、主に近辺からの出土品の展示が行なわれている。

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京杭大運河の北の起点である北京通州運河の文化景観は、2008年北京オリンピックの6観光地区の1つに組み込まれた。ここで京杭大運河の沿線都市は共通の認識に達し、共同で京杭大運河を世界文化遺産に申請するよう呼びかけている。

京杭大運河は万里の長城と合わせて、世界の4大古代工事の一つに数えられている。隋(581〜618年)代に全線が開通し、その後も修復が繰り返されてきた世界最古かつ最長の人工運河だ。全長1794m、北京市と杭州(こうしゅう)市をつなぎ、天津(てんしん)、河北(かほく)、山東(さんとう)、江蘇(こうそ)、浙江(せっこう)の1市4省を通り、銭塘江、長江、淮河、黄河、海河の五大水系とつながっている。これは太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河(1914年竣工)の21倍の長さで、地中海と紅海をつなぐスエズ運河(1869年竣工)の10倍に相当する。しかもこの二つ運河よりずっと早く建設されている。

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