<地球温暖化>米中がCO2削減協議、希望はあるが進展はなく―米紙

Record China    2009年6月2日(火) 8時59分

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5月29日、気候問題について、米中両国代表団の間で5日間にわたる会談が行われたが、実質的な進展は何も得られなかったと米紙が報じた。写真は上海市の発電所から排出される濃煙。

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2009年5月31日、環球時報によると、米紙・ニューヨークタイムズは29日、気候問題について、米中両国代表団の間で5日間にわたる会談が行われたが、実質的な進展は何も得られなかったと報じた。中国からは胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席、温家宝(ウェン・ジアーバオ)首相、国家環境保護局幹部らが出席した。

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共和党下院議員で米・エネルギー及び地球温暖化問題委員会委員のジェームス・センセンブレナー氏は、発展途上国の削減目標達成は先進国以上の努力を要するという理由で、中国がCO2排出の追加削減を拒否したことに失望したという。「中国が発したメッセージは、中国を除く諸国がコペンハーゲンでどんな合意に達したとしても、中国はわが道を行くというものだ」とブレナー氏。「中国はすでに、先進国は2020年までに1995年の排出量を基準として40%の削減をすることを提案しているが、自国については経済規模と連結して削減量を決めることを求めており、これでは中国の排出量は大きく増加することになる」と同氏は中国の姿勢を批判した。

米中両国で全世界のCO2排出量の50%近くを占めているが、中国は石炭火力発電の比率が高く、その比率は高くなる一方だ。米同委員会委員長のエドワード・マーキー氏は、オバマ大統領が積極的に米国のCO2削減への姿勢を示すなら、中国も動かされる可能性がある、との見解を述べている。(翻訳・編集/津野尾)

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