拡大
1日、塗料に使用されている化学物質が古代魚カラチョウザメの減少や畸形の原因である可能性が高いとする論文が米専門誌に発表された。写真は長江のカラチョウザメ。
(1 / 4 枚)
2009年6月1日、ロイター・ピクチャーズ(REUTERS PICTURES)によると、塗料に使用されている化学物質によって長江の水質が汚染されており、カラチョウザメの減少や畸形の原因になっている可能性が高いと、米国科学アカデミー紀要に掲載された論文で指摘された。中国大手ポータル・網易が伝えた。
【その他の写真】
論文によれば、長江で捕獲したカラチョウザメの稚魚のうち、目が1つしかない、或いは目のない個体が多数確認されたほか、骨格に畸形が見られる個体も多く、体内からは多量のTPT(トリフェニルすず類)が検出された。TPTは船底塗料などに広く使用されているが、環境ホルモンを含むことから自然界に生息するチョウザメにも影響していると見られている。
カラチョウザメは1億4000万年前の恐竜時代から生息しているとされ、「生きた化石」とも呼ばれている。絶滅が危惧されており、中国では国家一級保護野生動物に指定されている。(翻訳・編集/岡田)
Record China
2009/1/6
Record China
2008/6/25
Record China
2008/3/5
Record China
2009/4/28
Record China
2009/5/14
ピックアップ
この記事のコメントを見る