Record China 2009年6月4日(木) 2時56分
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2日、1989年に起きた天安門事件20周年を控え、中国政府は新たな「愛国主義教育」を展開している。5月下旬から10月の国慶節(建国記念日)まで、一連の活動は目白押しとなっている。写真は4月、江西省景徳鎮市の小学校で行われた「革命英雄」による講演会。
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2009年6月2日、1989年に起きた天安門事件20周年を控え、中国政府は新たな「愛国主義教育」を展開している。5月下旬から10月の国慶節(建国記念日)まで、一連の活動は目白押しとなっている。聯合早報網が伝えた。
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記事によれば、中国政府が推進する「愛国主義教育」活動には、「第2回全国道徳模範」の選出、「新中国成立(1949年)以降、国民に感動を与えた100人」の選出、「全国愛国主義教育基地」の公開、各学校における「私は祖国を愛しています」活動の実施などが含まれる。また、今年は1919年に反日、反帝国主義を掲げて大衆が起こした「五四運動」から90周年にあたるが、政府は「愛国主義こそが五四精神の核心的内容」だと位置づけた。
こうした「新愛国主義」はこれまでと違い、「より民衆に近づいた」形と方法が取られていると事情通は分析する。特に注目に値するのは、中国政府が「愛国主義」の位置づけに「開放」「理性」「包容」などという新たな言葉を使ったことだ。これは中国政府が国民に対し、これまでの排他的なナショナリズムとは違う新たな時代にふさわしい愛国思想と行動を取るよう導いているのだと指摘された。
新たな愛国主義教育の重点は青少年に向けられている。先日、大学生を対象に行った調査によると、「中国の特色ある社会主義の建設」に自信があると答えたのは88%、「中国国民であることに誇りを感じる」は75%に上った。(翻訳・編集/NN)
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