ロープが信号無視に効果抜群!「バカげた方法」の声も―江蘇省泰州市

Record China    2009年6月5日(金) 19時39分

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4日、信号を無視して横断する歩行者や自転車に対応するため、江蘇省泰州市では6月から交通係員がロープを引っ張って通行を阻止する原始的な方法を採用し、賛否両論となっている。

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2009年6月4日、信号を無視して横断する歩行者や自転車による事故などを防止するため、江蘇省泰州市では、信号が赤の間は交通係員がロープを引っ張って通行を阻止する原始的な方法を採用し、効果を上げている。揚子晩報が伝えた。

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中国の大都市では、地区によっては車も赤信号中に右折可能(中国では車は右側通行)で、交通ルールも人優先とは限らない。また、車、人、自転車、バイクなどの数が圧倒的に多く、交差点ではそれぞれが我先にと争って通行するため、事故や渋滞につながる悪循環に陥っている。交通係員による指導も対象者の数が多すぎてほとんど効果が無く、多くの地区で信号無視が日常化しているのが現状だ。

泰州市では6月1日から交通量の多い市内4か所で、信号が「赤」の間は交通係員がロープを引き上げて横断を阻止し、「青」になったらロープを緩めるという極めて原始的な方法を採用し、信号無視防止に大きな効果を上げている。

ある市民は「こんなバカげた方法」と憤り、別の市民は「効果があれば方法は問わない」と賛成の意を示すなど意見はさまざま。ボランティアの交通係員は「これまで口頭やホイッスルで注意したがまったくダメだった。この方法は効果抜群」と、信号無視が明らかに減ったと話す。

一方、警察の交通部門の責任者は「これまでいろいろな信号無視対策を採用してみたがどれも効果が無く、ロープはやむを得ない策」とし、効果が上がっていることを認めつつも、「ロープは市民に自覚を促すための応急措置であり、ロープが無くても信号を守ってほしい」と話している。(翻訳・編集/HA)

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