Record China 2009年6月7日(日) 14時5分
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5日、中国環境保護部が発表した「2008年中国環境レポート」によると、中国の環境汚染は都市部から農村地区へと拡大しており、依然として深刻な状況であることがわかった。写真は化学工場の廃水でヒ素汚染された雲南省の湖・陽宗海。
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2009年6月5日、中国環境保護部が5日発表した「2008年中国環境レポート」によると、中国の環境汚染は都市部から農村地区へと拡大しており、依然として深刻な状況であることがわかった。中国新聞社が伝えた。
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同レポートによると、中国の環境汚染は、地表水中の過マンガン酸カリウム濃度や空気中の二酸化硫黄濃度の減少など、一部で改善が見られたものの依然として深刻な状態が続いている。河川の汚染に関しては、珠江、長江は「良好」、松花江は「軽度の汚染」、黄河、淮河、遼河は「中度の汚染」という結果だった。また、沿岸海域の状況は、黄海、南海が「良好」、渤海が「普通」、東海が「劣悪」となっている。
大気汚染については、全体では改善が見られたものの、一部地域では依然として厳しい状態が続いている。酸性雨に関しては、分布地域は拡大していないものの、その影響は依然として深刻だとしている。
また、「農村地区の環境汚染問題が日々深刻化している」とし、生活廃水などによる汚染に加えて、原因不明の汚染や工場・鉱業による汚染などが広がり、飲料水に大きな影響を与えるなど、汚染が都市部から農村地区へ拡大していると指摘している。(翻訳・編集/HA)
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