革新能力失った米パソコン企業、次の革命は中台から―米紙

Record China    2009年6月8日(月) 5時30分

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09年6月、米紙ニューヨークタイムズは、米パソコンメーカー大手は革新を起こす好機を見過ごしており、中国メーカーのイノベーション能力に大きく立ち遅れていると報じた。写真は今年5月、ネットブック「EeePC」の新機種発表会。

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2009年6月、米紙ニューヨークタイムズは、米パソコンメーカー大手のヒューレット・パッカードとデルは革新を起こす好機を見過ごしており、中国メーカーのイノベーション能力に大きく劣っていると報じた。6日、網易が伝えた。

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世界的な景気低迷がパソコン市場をも直撃するなか、救世主となったのはネットブックだった。新たな市場を創出したエイサー、アスースと台湾メーカーが躍進するなか、ヒューレット・パッカードなどの動きは鈍く、みすみす巨大市場を明け渡すこととなった。

6日に閉幕したIT関連製品の見本市・Computexでも同様。台湾メーカー、中国メーカーが意欲的で安価な商品を発表する一方で、米大手メーカーには目立った動きがなかった。スマートフォンとネットブックの中間的位置づけになると期待されているスマートブックも積極的な展示は台湾、中国メーカーが行っている。

米NVIDIA社のマイケル・レイフィールド氏は、大手メーカーは台湾や大陸のOEMメーカーが新たな製品を作ることを傍観しており、市場のニーズが明らかになったあとで、ブランド力をいかし参入していると指摘する。ニューヨークタイムズはこうした状況でパソコンの次の革命は大手PCメーカーではなく、パーツメーカーやOEMメーカーから生まれるだろうと指摘した。(翻訳・編集/KT)

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