Record China 2009年6月8日(月) 11時47分
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5日、狂犬病対策として陝西省漢中市が実施している「すべての犬の殺処分」の中止を求めて、陝西省や四川省成都市、重慶市など全国各地の動物保護団体が市政府に意見書を提出した。資料写真。
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2009年6月6日、成都商報によると、狂犬病対策として1か月に2万頭を超える野犬が処分された陝西省漢中市では、現地の動物保護団体が「殺処分はあまりにも残虐で原始的」とこれを非難、四川省成都市や重慶市、湖北省武漢市など各地の動物保護団体に呼びかけ、合同で漢中市政府に殺処分中止を求めた。
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陝西省西安市のペット救助センターは5月23日、ボランティア4人を漢中市に派遣。鉄棒や棍棒で撲殺される犬を多数目撃したという。「あまりにも残忍な殺し方。しかもワクチン接種済みの飼い犬も処分の対象にされている。感染症の予防対策はもっと人道的で科学的な方法をとるべきだ」と語っている。
また、漢中市洋県のある村では、500頭近くいた飼い犬のほとんどが殴り殺されたという。その結果、番犬がいなくなり、夜間の牛泥棒が横行している。愛犬が撲殺されるのを見てしまった子供が悪夢にうなされるなどの被害も出ており、村民は「狂犬病対策は重要だが、こんな粗暴なやり方じゃダメだ」と口々に訴える。
5日午前、中国各地の動物保護団体のメンバーが漢中市政府を訪れ、「全国の小動物保護団体は狂犬病感染予防対策に物質的・技術的支援を惜しまない」旨を記した14団体の署名入り意見書を提出した。対応した現地農業局牧畜課の史主任は「狂犬病の発生した洋県など3県を除き、他の8県では野犬のみを処分している」と説明。この日受け取った意見書は「市の上層部に提出する」と言明するにとどまった。(翻訳・編集/本郷)
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