Record China 2009年6月9日(火) 0時22分
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7日、英紙・サンデータイムズは、中国の多くの青少年がネット中毒となり、社会問題になっていることを伝えた。さらに、中国国内には電気ショック療法でこの中毒治療を試みる診療所があり、争議となっているという。写真は北京市のネット中毒治療施設。
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2009年6月7日、英紙・サンデータイムズは「中国の保護者ら、ネット中毒にショック療法の試み」と題したコラムを発表、中国の多くの青少年がネット中毒となり、社会問題になっていることを伝えた。中国国内には電気ショック療法でこの依存症治療を試みる診療所があり、約3000人の青少年が治療を受けているとみられ、そのうちの1人が治療体験をネット上に発表したことから議論を呼んでいる。8日付・環球時報の報道。
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中国のネット利用者は約3億人、うちオンラインゲームの利用者が4000万人いると言われる。中でも青少年のネット利用は盛んで、多くの保護者らは子供の関心を学業に引き戻すことに疲れ果て、治療の診療所を訪れるという。こうした診療所に入所するのは16歳以下の男子が多い。
このほど議論を呼んでいるのは、内科医・楊永信(ヤン・ヨンシン)氏の開設した診療所で、ここでは短期治癒を目的に、電気ショック療法が行われているという。楊氏は「電流は微弱で、人体に無害」と主張しているが、ある入所者の告白によると、ショック治療は間断なく続き、ときには激しいショックを与えられることがあるという。
一部の医療関係者らはこの治療法について「数か月間も続く薬物治療よりも効果的」と弁護しているが、中国国内初のネット中毒治療所を創設した陶然(タオ・ラン)氏は、「ネット中毒の子供たちに必要なのは、両親や友人、教師らの愛情だ」と反論する。
なお、こうした子供らの保護者は、地元自治体に対し地域のインターネットカフェの閉鎖や、18歳以下の子供が1日3時間以上オンラインゲームを利用できないようにするシステムの確立を求めている。(翻訳・編集/愛玉)
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