2009年6月8日、中国の自動車大手、東風汽車と仏プジョー・シトロエングループ（PSA）の合弁会社である東風シトロエンはミドルセダン「シトロエンC5」の生産を11月から開始する予定だ。京華時報が8日までに報じた。

【その他の写真】

2000ccのエンジンを搭載し、上海モーターショーで展示されたものとほぼ同モデルとなる。東風シトロエンの第2工場で生産し、価格は20万〜25万元を予定する。

一方で、シトロエンの新型SUV（スポーツ多目的車）、「C−Crosser」は、プジョーの新型SUV「プジョー4007」の輸入が決まったため、競合を回避すべく当面は国内生産を見送ることになった。東風シトロエンの幹部は「今後は低燃費、小排気量の環境にやさしい車に注力する方針で、SUVの生産計画は当面ないが、将来的にはC−Crosserの生産の可能性も排除できない」と述べた。（翻訳・編集/東亜通信）