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2009年6月8日、韓国紙・中央日報は金大中元大統領のインタビュー記事を掲載した。金大中元大統領は最終的に北朝鮮は対話に応じるとの楽観的な姿勢を示した。写真は今年5月、北京市で北朝鮮問題のシンポジウムに参加した金大中元大統領。
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2009年6月8日、韓国紙・中央日報は金大中元大統領のインタビュー記事を掲載した。金大中元大統領は北朝鮮情勢について最終的には対話に応じるとの楽観的な姿勢を示した。9日、東方網が伝えた。
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金大中元大統領は、2000年にビル・クリントン元米大統領が訪米の意向を示す親書を北朝鮮に送っていたことを初めて明かした。ただし中東情勢、パキスタン情勢の悪化から実現はしなかった。同時にクリントン元大統領は金正日総書記に訪米を打診したが、「金正日総書記の国際意識の欠如、世界情勢の正確な判断ができなかったことから訪米計画は頓挫し、チャンスを逃した」という。
なぜ今、北朝鮮が核実験などの挑発にでているのか。金大中元大統領は、北朝鮮に恐怖と裏切られたという感情があることを指摘する。「オバマ米大統領は選挙期間中に北朝鮮と対話することを主張、北朝鮮も期待を高めていたが、実際にはアフガニスタン、中東、キューバとの対話ばかりが提案され、北朝鮮は完全に無視されている」ことが反感を招いたのだという。
ただし金大中元大統領は北朝鮮情勢については楽観的な姿勢を示している。中国までも加わって核保有に反対、経済制裁を実施すれば、北朝鮮は持ちこたえることはできない。そうなれば対話に転じるであろうと見ている。国際社会に復帰すれば、国際通貨基金(IMF)やアジア開発銀行の資金を得られるばかりでなく、日本との国交正常化のあかつきには100億ドル(約9740億円)もの補償金が得られるなどメリットが大きい。つまり米国が北朝鮮の安全を保証し国交を正常化することで国際社会への復帰を促せば、核開発計画は放棄されるであろうとの見方を示した。(翻訳・編集/KT)
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