Record China 2009年6月13日(土) 21時23分
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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、一部日本メディアが報じていた安貞桓選手のJリーグ移籍が消滅、同選手は中国の大連実徳に残留したと伝えた。写真は8日、練習試合に出場した安貞桓選手。
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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、一部日本メディアが報じていた元サッカー韓国代表・安貞桓選手のJリーグ移籍が消滅、同選手は中国の大連実徳に残留したことを伝えた。
【その他の写真】
以下は同ブログから。
サッカーの元韓国代表・安貞桓選手が中国の大連実徳からJリーグの大分トリニータへ移籍するとの噂が伝えられていましたが、安貞桓選手が残留でクラブと合意、大連と契約を交わしました。12日付、新聞晨報は以下のように伝えています。
昨日、大連実徳はオフィシャルサイトで安貞桓選手の契約延長を発表した。契約期間は来年末までの1年半。すなわち安貞桓選手は大連実徳で選手生活を終える可能性が高いと見られる。
安貞桓選手の代理人は5月15日よりクラブとの契約延長交渉を始めた(従来の契約は6月20日で終了、3か月間という短期契約だった)。代理人の要求は1年半の延長を求めるもの。クラブもこの点には同意したが、契約の細部についてまだ相違があった。その後、Jリーグの大分トリニータ、中国スーパーリーグの重慶力帆がオファー。大分トリニータにいたってはクラブ役員が大連に来るほどの熱の入れようだった。これにより延長契約の行方は錯綜を始めたが、しかし残留を求める大連サポーターの熱い声援もあり、安貞桓選手は残留を決めた。
安貞桓選手は「大連に来たばかりのころは落ち着かず、中国スーパーリーグを選んだことがどんな結果になるのか分からないでいた。ただ苦しい時も大連サポーターがわたしを支えてくれたことに感動した。今回、1年半の延長契約を結んだことは、わたしが大連で仕事においても生活においても満足していることを表すものだ」とコメント。
安貞桓選手は以前、「サポーターに無様な姿を見せたくない。だから1、2年以内には引退するだろう」と話している。すなわち今回の延長契約は34歳の安貞桓選手が中国で選手生命を終える決意を固めたことを示している。(引用ここまで)
なお12日付の半島晨報によると、当初の短期契約には安貞桓選手とクラブの双方が合意した場合、年俸30万ドルで年末まで契約を延長するオプションがあったとのこと。今回、そのオプションは使わず、さらに長期の契約を結んだわけですが、これまでの活躍から考えても年俸は30万ドル以上は間違いないだろうと指摘しています(具体的な年俸は非公開)。
6月4日付のスポーツ報知では大分のオファーは年俸1500万円だったとのこと、条件面で大連に完敗していただけに残留もやむなしというところでしょうか。リーグの環境や「犬野郎」と罵倒された事件の影響もあり、一時はJリーグへの移籍がかなり有力視されていただけに日本の安貞桓ファンには残念な結果となりました。
大連実徳は第10節終了時点で中国スーパーリーグ6位につけています。今後の成績次第で来年のACL出場もまだ十分視野に入る順位だけに、大連実徳のエースFWとして日本を訪問する機会があるかもしれません。(筆者:chinanews)
■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者のブログ。『21世紀は中国の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中国関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。
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