2009年6月15日、新日本石油（東京都港区、西尾進路社長）は同社が出資する中国の潤滑油・グリースの生産販売会社「天津日石潤滑油脂有限公司」がこのほど、天津市に持つ潤滑油製造工場の生産能力を従来の約1．45倍に引き上げたと発表した。

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新日本石油によると、中国の潤滑油需要は世界的な景気低迷の影響から一時、減少傾向だったが、今後は主な需要先である自動車産業、建設機械産業などを中心に拡大傾向が続くものとみられる。これを受け、同社は天津日石潤滑油脂での生産量を従来の年間5万5000キロリットルから8万キロリットルに拡大。ブレンド用タンクも増設し、需要増に備えた。

同社の中国国内の潤滑油生産能力は広東省広州市の工場と合わせ、年間約10万7000キロリットルとなる。（翻訳・編集/東亜通信）