2009年6月15日、香港政府の唐英年（ヘンリー・タン）政務長官は香港とマカオ、広東省珠海市を結ぶ港珠澳大橋の建設について、現在、中央政府の最終認可を待っている段階で、これが下りれば09年末にも着工できるとの見通しを語った。第一財経日報が伝えた。

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訪問先の珠海市で会見した唐長官は、「大橋が完成すれば香港から珠海は自動車でわずか20分でつながり、さらに列車に乗れば45分で広州市に着く。香港と広東省の珠海、広州が1時間圏内となり、人と物の流れが加速する」と述べ、香港と中国本土との相互補完関係が強まる、との認識を示した。

大橋は総工費726億元（約1兆円）、片側3車線、最高速度100キロの高速道路として建設する。工期は5年の予定で、完成すればこれまで香港から自動車で3時間余りかかった珠海までの交通が飛躍的に便利になる。（翻訳・編集/東亜通信）