チベットの砂漠化を2010年までに阻止へ―中国当局

Record China    2009年6月22日(月) 8時59分

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17日、中国は2010年までにチベット地区の砂漠化拡大を阻止し、これまでの過度な採鉱や伐採、放牧による悪影響をくい止めたいとしている。写真はチベット高原の砂漠化を防止する「壁」。

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2009年6月17日、AFP通信は、中国が2010年までにチベットの砂漠化をくい止める目標を立てたと報じた。環球時報が伝えた。

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中国政府系メディアによると、中国当局はこれまでのような過度な採鉱や伐採、放牧をやめ、2010年までにチベット地区の砂漠化拡大を阻止したいとしている。チベットでは土壌の砂漠化面積が毎年3万9600ヘクタールの速度で拡大しており、チベット政府ではこれまで植樹地帯や草原での放牧を禁止するなどの方法で砂漠拡大を阻止しようとしてきた。

現地林業局の職員によれば、2010年までに砂漠化率ゼロを目指し、2020年までには既に砂漠化した面積の半分を緑化する目標を掲げている。記事によれば、現在、乾燥気候などによってヒマラヤ高原の18%は砂漠化しており、過度の放牧や乱伐、採鉱により砂漠化は加速している。

砂漠化が深刻なのはチベットに限らない。専門家によると、中国北方地区の砂漠化により、黄砂などの形で首都・北京にもその被害は及んでいる。(翻訳・編集/中原)

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