中国系も例外でなく!移民による本国送金が世界的に減少―世銀調査

Record China    2009年6月24日(水) 23時27分

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23日、米メディアは世界銀行が行った08年度の「移民による本国送金額」調査について報道した。本国への送金が多かったのはインド・中国・メキシコの順。しかし、世界的に移民送金は減少しており、華人からの送金額も同傾向が見られた。資料写真。

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2009年6月23日、米・華字紙「世界日報」は世界銀行が行った2008年度「移民による本国送金額」調査について報道した。本国への送金が多かったのはインド・中国・メキシコの順。しかし、世界的に移民送金は減少しており、華人からの送金もそうした傾向に沿った形となった。中国新聞社が伝えた。

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調査結果では350億米ドルが中国に送金されているが、例年に比べると減少した。中国銀行サンフランシスコ支店の李根宝(リー・ゲンバオ)支店長によると、「08年の送金額は07年に比べ下降気味。09年も昨年同期に比べると2割ほど少ない」という。同行はアメリカ東海岸の華人が送金を行う際の集約地点。そのため、中国への送金額がつかみやすい。

李氏によると、送金額が減少したのは「金融危機などの経済的な原因だけではなく、為替政策にも原因がある」。実際、米ドルに対し人民元は上昇しており、中国政府も米ドルから人民元への換金を5万ドルまでと制限した。

中国の移民送金の5分の1はアメリカからのもの。世界銀行が予測した、世界的な移民送金の減少という流れと合致する。09年の移民送金額は前年比5%〜8%減少すると世銀は見ている。数年来、送金額は2ケタペースで増加していたが、今回の激減は多くの途上国へ影響が出るものと見られている。(翻訳・編集/小坂)

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