Record China 2009年6月25日(木) 22時43分
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25日、本格的な夏を前にして中国各地で高温が続いている。24日には13か所、25日には17か所が「熱波」に襲われ、今年初めて日射病警報が出された。専門家は炎天下で働く労働者を保護するための法令を制定すべきと提唱している。
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2009年6月25日、本格的な夏を前にして中国各地で高温が続いている。24日には13か所、25日には17か所の省(自治区、直轄市)が「熱波」に襲われ、今年初めて日射病警報が出された。こうした中、専門家は炎天下で働く労働者を保護するための法令の制定を急ぐべきと提唱している。中国新聞社が伝えた。
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中国国家気象センター中央気象台は24日、今年初めての日射病警報を発令し、関係各部門及び市民に注意を呼びかけた。河南省の気象部門によると、同省の省都・鄭州市で24日、6月の最高気温記録としては1996年の記録を塗り替える41.9℃を記録。同市ではこれまでに、4人が熱射病にかかり、4人が突然死したという。
こうした中、専門家の間で、炎天下で働く労働者を保護する法令の制定を急ぐべきとの機運が盛り上がっている。現存する全国的な関連法規には、1960年に制定された「防暑降温措置に関する暫定条例」があるが、内容が古すぎて現在の労働状況に適していない。また、07年には衛生部、労働・社会保障部など4部門が、高温下での労働の時間削減や休暇制度、給与補てんなどについて通知したが、罰則規定が盛り込まれていなかったため有名無実化してしまっているのが実情である。
高温下の作業などが原因で日射病にかかった場合、現行法規の下でも労働災害として認められるが、専門家は「予防措置などを含め、現状に即した法令の制定を急ぐべき」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
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