2009年6月27日、重慶市で行われたウェディング博覧会で、酒に酔った男がモデルをしつこく激写し始めたため、会場は一時騒然となったという。中国新聞社の報道。

【その他の写真】

重慶市政府・重慶市婚姻業界協会・国際会議展覧センターなどが合同で主催した「第4回・重慶婚礼博覧会」。ウェディングドレスや披露宴の料理、式での演出プランや引き出物など結婚式にまつわるあらゆるものが展示された。中でも目を引いたのが「黄金のランジェリー」。実際に式でこんな衣装を身に付けるカップルがいるのかどうか疑問だが、なぜかゴールド製の下着に身を包んだカップルのモデルが登場すると、会場中の視線を一手に集めた。女性のランジェリーは5人のデザイナーと4人の専門職人が作り上げたもので、明清時代から伝わる鍛金技術を用いて金を糸状に加工したものを素材に、最先端の表面加工技術をプラスしてつくりあげた総額400万元(約5600万円)の豪華な一品だ。

きらびやかな下着に身を包んだ美女モデルらはまぶしいほどに妖艶。しかし、1人の酒に酔った男によって会場には不穏な空気が流れた。男はステージに張りついて奇声を発しながら、低いアングルから女性モデルの写真を立て続けに接写。モデルらにさまざまなポーズを要求しながら、ランジェリーに触れようと手を伸ばしたという。

恐怖におののいたモデルが会場を去り、準備室に駆け込むと男はそれを走って追いかけた。会場のスタッフが「午前中のショーはこれにて終了です。モデルも疲れていますので、よろしければ午後のショーを待って再びお楽しみください」となだめると、男はようやく会場を去ったという。(翻訳・編集/愛玉)