Record China 2009年7月1日(水) 9時43分
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30日、中国は月周回衛星「嫦娥1号」から送られてきたデータを元に、世界で初めてマイクロ波画像による月面図を完成させたと発表した。資料写真。
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2009年6月30日、中国は月周回衛星「嫦娥1号」から送られてきたデータを元に、世界で初めてマイクロ波画像による月面図を完成させたと発表した。人民日報海外版が伝えた。
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月面に豊富に埋蔵されているという核融合発電の原料に最適なヘリウム3(He3)。その正確な量についてはこれまで、米国や旧ソ連の宇宙船が月面から持ち帰ったサンプルを元に100万t〜500万tと推定されていた。だが、中国月周回探査プロジェクトの副設計士でもある中国工程院の姜景山(ジアン・ジンシャン)院士によれば、中国は「嫦娥1号」に搭載されたマイクロ波探査装置から送られたデータを元に月面の土壌層の厚さは平均5〜6m、ヘリウム3の量は約100万tであることを突き止めたという。
ヘリウム3は将来のエネルギー源として期待されている。地球にはあまり存在しないとされているが、太陽の中には豊富にあるとされており、大気層のない月は太陽風を直接浴びることから、月面には大量のヘリウムが埋蔵されていると言われている。(翻訳・編集/NN)
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