中国の精神疾患患者、予想を遥かに超えていた―米メディア

Record China    2009年7月3日(金) 9時41分

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30日、米メディアは「中国の精神疾患患者の割合は予想を遥かに超えていた」と題した記事で、中国政府が公表している精神疾患患者の割合は海外機関の調査報告よりかなり低いと報じた。写真は武漢市の精神衛生センター。精神疾患患者が入院している。

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2009年6月30日、米ラジオ局ヴォイス・オブ・アメリカは「中国の精神疾患患者の割合は予想を遥かに超えていた」と題した記事で、中国政府が公表している精神疾患患者の割合は海外機関の調査報告よりかなり低いと報じた。

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中国政府は中国で何らかの精神疾患を持つ人の割合は総人口に対し、1〜9%と公表している。だが、英国の医学論文雑誌「Lancet」に掲載された最新の調査報告によれば、実際はそれよりかなり高い17%。記事は米国オーストラリアが推定する数字もほぼこれと同じだと指摘した。

調査は中国の都市と農村の6万3000人を対象に実施。精神疾患の主な症状は薬物の乱用、気分の落ち込みや焦りなどが挙げられたが、こうした症状が見られる人のうち治療を受けたいと思っている人はわずか8%に止まった。

調査報告はこの結果に対し、「専門の医師の数が少なすぎる。都市部はまだ良いが農村には専門の医療機関が全くないのが現状」とした上で、中国ではこの25年の間に精神疾患患者に対する関心は高まってきているものの、治療に関してはまだ相当遅れていると指摘した。(翻訳・編集/NN)

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