Record China 2009年7月4日(土) 11時30分
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2日、米中による宇宙開発戦争は既に始まっており、アポロ17号以来の月着陸は、中国人によって実現されるかもしれないと英紙が論じた。写真は中国から見た月。
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2009年7月2日、英紙・ガーディアンは、「なぜ次に月に行くのは中国人なのか」と題したコラムで、「米中宇宙開発戦争」は既に始まっていると論じた。環球時報が伝えた。
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1972年12月、アポロ17号が月からの帰還を果たして以来、スペースシャトル5機、旧ソ連の宇宙船「ソユーズ」数十機が打ち上げられ、合計450人以上が宇宙空間へと旅立ったが、まだ誰も地球の低高度軌道(大気圏の外側)を離れた者はいない。
03年、ブッシュ前米大統領は、NASAが2020年に月への再上陸、2030年に火星上陸を計画していると発表したが、「米国の前に中国という強敵が立ちはだかった」と同コラム。同年、楊利偉(ヤン・リーウェイ)が中国人で最初の宇宙飛行士となるなど、中国による宇宙開発の躍進が目覚ましいためだ。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で宇宙医学を研究するケビン・フォン教授は、「中国が米国と違うのは、宇宙開発を進めるにあたって民主的な手続きが不要で、予算も思いのままだということだ」と指摘する。これは中国が迅速に行動できることを意味しており、米国が月への再着陸を計画している2020年以前に中国が先を越す可能性も否定できないという。(翻訳・編集/津野尾)
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