Record China 2009年7月5日(日) 13時34分
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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国最新のコピーブランド携帯「lPHONE」を紹介した。デザインも名前もパクリは明らかだが、なぜか大々的な広告展開を行っているという。写真は中国の携帯売り場。
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2009年6月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国最新のコピーブランド携帯「lPHONE」を紹介した。デザインも名前もパクリは明らかだが、なぜか大々的な広告展開を行っているという。
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同ブログの内容は以下の通り。
新型iPhoneが発売されましたが、評判いいみたいですね。最近では電車に乗ってもiPhoneをいじっている人を見かける機会が増えました。実は上司の携帯もiPhone。出先からのメールには末尾に「iPhoneからの送信」とあり、うらやましさをそそります。明日にでも携帯ショップに駆け込みたいぐらいなのですが、実はiPod touchを買ってまだ3か月。さすがに無駄遣いしすぎかと踏み切れません。
そう日々悩んでいたところ、中国の大手ポータルサイトで広告を発見。なんと新型IPHONEが777元(約1万900円)の激安価格!これはもう買うしかない、と広告を激しくクリック。
とまあ、ここまで長い前振りでしたが、中国コピーブランド携帯の最新機種情報をお伝えします。その名も「lPHONE」(エルフォン)。「i」じゃなくて「l」、小文字のLですね。
lPHONE
なんかびっくりするぐらい本物そっくりの写真。撮影は「lPHONE」の実機を使ったのか疑いたくなるほどです。詳細なスペックは販売サイトを見ていただきたいと思いますが、簡単にまとめると次のとおり。GSM携帯で130万画素カメラを搭載。無線ランによるブラウジング、動画と音楽再生、地図の閲覧、株価情報閲覧などが可能とのこと。ただしメモリ容量や再生可能な動画ファイルの種類が書いていないなど怪しさ爆発ですが。本家iPhoneにない機能としてはテレビの再生とデュアルSIMがあります。
最近、中国のコピーブランド携帯の機能は目覚ましい進化を遂げており、その意味では「lPHONE」はあまり特徴がないですね。値段相応というところでしょうか。ただ注目は大手ポータルサイトで広告を打っているほどのやる気ぶり。広告キャラクターもテレビ番組の人気司会者・何霊を採用しています。以前、本サイトでご紹介したBlockberryがどこでも売っていなかったのと比べると大きな違いです。訴訟は怖くないのかな。
さすがに本物のiPhoneと間違える人はそうそういないとは思いますが、海賊版iPhoneの代名詞「HIPHONE」キラーとして注目の存在ではないでしょうか。(筆者:chinanews)
■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者のブログ。『21世紀は中国の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中国関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。
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