Record China 2009年7月6日(月) 15時33分
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2009年7月5日、北京晩報は唐代の奸臣・元載に関する李国文氏のコラムを掲載した。権力にあかせて私財を蓄えた元載だが、その末路は悲惨だったという。資料写真。
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2009年7月5日、北京晩報は唐代の奸臣・元載に関する李国文氏のコラムを掲載した。権力にあかせて私財を蓄えた元載だが、その末路は悲惨だったという。
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思うがままの権勢を誇った元載だったが、777(大歴十二)年、その専横ぶりを皇帝・代宗にとがめられ一族もろとも誅殺されることとなった。処刑にあたりなにか望みはないかと問われたところ、「ただ楽に殺して欲しい」とだけ要求した。ところが処刑する役人はそうは行かないとして、元載のはいていた靴下を脱がせ口に詰め込んだ。くさい臭いで苦しませた後にその首を切り落としたという。
死後、元載の家を捜索したところ、金銀財宝が山のごとく積み重ねられていた。なかでも最も異様だったのは800石(約64トン)もの胡椒が蓄えられていたこと。長安の市民100万人が使っても一生かかるほどの量だろう。汚職史上最高のブラックユーモアだと同コラムは述べ、こうしめくくっている。「口に足袋を詰められ、刀が振り上げられた時に元載はやっと悟ったのであろう。800石もの胡椒をたくわえたとしても一粒たりともあの世には持って行けないのだ、と。」
同コラムは歴史についてのみ言及しているが、汚職問題が深刻化する現在の中国を念頭においているものだろう。中国では汚職官僚が死刑になるケースもあるだけに、あるいは銃口が向けられた後に金銭のむなしさを悟った者もいるかもしれない。(翻訳・編集/KT)
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