リオ・ティント幹部4人の拘束認める、「スパイ行為の証拠ある」―中国外交部

Record China    2009年7月10日(金) 13時41分

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9日、中国外交部の秦剛報道官は定例記者会見で、英豪資源大手リオ・ティントの上海支社総支配人ら4人を中国当局が拘束したことを認めた。拘束理由は「スパイ行為と中国の国家機密を盗み出した疑い」としている。写真はリオ・ティント上海支社。

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2009年7月9日、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は定例記者会見で、英豪資源大手リオ・ティントの上海支社総支配人ら4人を中国当局が拘束していることを認めた。拘束理由は「スパイ行為と中国の国家機密を盗み出した疑い」としている。中国新聞網が伝えた。

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秦報道官は、「リオ・ティント上海支社のスターン・フー総支配人ら4人を中国の国家安全機関が5日晩、法に基づいて刑事拘束した」と発表した。今回の拘束はリオ・ティントが先月、中国国営のアルミ大手チャイナルコとの資本提携計画を取り消した件と関係があるとの憶測も流れているが、秦報道官はこれを否定。「中国当局は4人のスパイ行為を証明するきわめて確かな証拠をつかんでいる。中国の経済的利益と安全に重大な損害を与えた行為だ」と強調した。

同報道官はまた、「中国とオーストラリアの民間企業を含む経済・貿易分野における協力関係に対し、中国政府は一貫して積極的な立場をとっている。今回のような司法事件を政治と結びつけて考えることは、オーストラリアにとっても良いことではない」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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