2009年7月20日、台湾紙・経済日報は「皆既日食が中国に大きなビジネスチャンスを与えた」と題した記事を掲載した。22日付で新華網が伝えた。

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500年に1度といわれる皆既日食が22日、アジア・太平洋地域で観測された。中でも観測時間が最も長い絶好のスポットが中国の長江デルタ地域。人気スポットの一帯では早くからホテルの予約が埋まり、当日は海外からの観光客が大勢押し寄せた。1人当たりのツアー料金はこれまでの平均約3000元（約4万1000円）前後から1万元（約14万円）に跳ね上がった。

浙江省温州市の皆既日食観察用の太陽メガネを製造する工場では今年4月から、大量の注文が舞い込み、従業員たちは残業が続いた。日本からも大口の注文があったという。1つ2元（約28円）で卸しているが、10万個以上売れた。

中国最大のネットショッピングサイト・海淘宝でも皆既日食関連の商品が飛ぶように売れた。最も売れたのは値段が比較的安い観察用の太陽メガネ。観測マニュアルなどの売れ行きも好調だった。（翻訳・編集/NN）