中国人死刑囚に初の死刑執行、4人残る―日本

Record China    2009年7月30日(木) 11時40分

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29日、日本の華字紙は法務省が28日、99年に川崎市内のマンションで中国人3人を殺害し、強盗殺人罪などに問われた中国籍の陳徳通死刑囚(41)の死刑を執行したことを報じた。資料写真。

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2009年7月29日、華字紙・中文導報は法務省が28日、99年に川崎市内のマンションで中国人3人を殺害し、強盗殺人罪などに問われた中国籍の陳徳通(チェン・ダートン)死刑囚(41)の死刑を執行したとと報じた。

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在日中国人の死刑が執行されたのは今回が初めて。同死刑囚は福建省からの密航者で来日後は川崎市の遠縁が所有するマンションに居候していた。だが、家賃の支払いや日常の些細なことをめぐってトラブルとなり、一緒に住んでいた中国人5人に殴られた上、部屋を追いだされた。このことを根に持った同死刑囚は99年5月、報復のため他の親戚と共謀して強盗に押し入り、3人を殺害、2人に重傷を負わせた。

強盗殺人罪などに問われた陳は、1審の横浜地裁川崎支部、2審の東京高裁とも死刑を言い渡され、06年6月の最高裁判決で死刑が確定。陳死刑囚は生前、中国に残してきた妻子の安否を気遣っていた。事件後、故郷の家は仇打ちに遭い廃墟となった上、妻は2人の子供を連れて地元を離れ、身を隠している状態という。

陳死刑囚の死刑執行によって、日本で収監されている中国人死刑囚の数は4人となった。(翻訳・編集/NN)

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