Record China 2009年8月1日(土) 0時11分
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31日、中国国内で「新貴族」と定義できる富裕層が5万1000人を数えたと発表されたが、彼らの消費傾向を探ると、その半分は住宅物件とその内装に使われていることがわかった。写真は北京の高級アパート。
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2009年7月31日、中国国内で「新貴族」と定義できる富裕層が5万1000人を数えたと発表されたが、彼らの消費傾向を探ると、その半分は住宅物件とその内装に使われていることがわかった。香港・文匯報の報道を中国新聞社が伝えた。
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調査は上海在住の英国人・フージワーフ(中国名:胡潤)氏の主催する胡潤研究院が発表した「2009年中国新貴族の消費能力ボーダーレポート」。北京、上海、杭州(浙江省)、深セン(広東省)、瀋陽(遼寧省)、成都(四川省)の6都市で調査を行い、富豪個人の固定資産総額と消費総額を基に、各都市で「新貴族」として認められる人々の消費能力を定めている。
彼らが住空間に注ぐ消費の内訳は、例えば以下のような感じだ。市街地に高級アパート、郊外に別荘と2物件を所持し、室内にアンティークの陶磁器や宝石、著名画家の作品などを飾る。リビングにはスタインウェイ社製のピアノやバカラ社製のシャンデリア。内装工事やオーダーメイドの輸入家具、高価なAV設備などにもこだわる。豪華な住宅物件は、ここ5年間で新貴族のライフスタイルを大きく変えたとフージワーフ氏は指摘する。
新貴族の平均年齢は、男性の場合は43歳。彼らの日常的なレジャーはゴルフや、マカオ・海南島などへのバカンス。時にはケニアの草原を駆け巡るなどのドラマチックな休暇を過ごす。女性の場合は自分の美貌磨きのためにはお金に糸目をつけない。日本の京都や箱根の温泉でほっこり過ごすのが好きで、オペラ鑑賞などの趣味を持つ。
住環境以外の消費では、高級車、資産運用、芸術品のコレクション、有名ブランドの腕時計やアクセサリー、さらに子供の海外留学などが占める。都市別にやや傾向は異なるが、1世帯の1年あたりの消費でみると、最も消費が伸びているのが上海で、平均340万元伸びた。(翻訳・編集/愛玉)
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