Record China 2009年8月1日(土) 19時36分
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1日、湖南省瀏陽市鎮頭鎮で先月30日、化学工場による汚染物質垂れ流しに抗議し、住民数千人が十数時間にも及ぶデモを行っていたことがわかった。写真はカドミウムなどによる汚染が深刻な同省内の川。
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2009年8月1日、新京報によると、湖南省瀏陽市鎮頭鎮で先月30日、化学工場によるカドミウムなどの汚染物質垂れ流しに抗議し、住民数千人が十数時間にも及ぶデモを行った。デモ隊は現地政府が問題の解決を約束してようやく解散したという。
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瀏陽市鎮頭鎮にある問題の工場は、主に工業用の硫酸亜鉛などを製造する化学工場。04年に操業を開始して以来、固体廃棄物を野ざらしにしているなど、環境対策がほとんど取られていない。07年には半導体の材料となるインジウムの生産を違法に行った容疑で取り調べを受け、さらに今年3月には同市環境保護局から各種環境基準に違反しているとして操業停止命令を受けている。
抗議デモに参加した住民によると、同工場の汚染排出物によって、鎮頭鎮では多くの住民がカドミウム中毒などにかかり、中には死亡した住民さえいるという。住民は「問題の発生からすでに相当の時間が経過しており、地元政府も調査に乗り出したものの一向に解決しないため今回のデモを決行した」と話す。デモは午前9時から深夜まで十数時間にわたって続けられ、一時は数千人規模にまで膨れ上ったが、現地政府の高官が問題の公平・公正な解決を約束し、ようやく解散した。
事実関係について関連部門が調査を開始したが、関係者は「住民の証言が事実と異なっている部分もあるため、上級部門の判断を仰いだ後に調査結果を公表する」と話している。(翻訳・編集/HA)
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