<チャイメリカ>深まる米中関係で欧州が「負け組」に?―独メディア

Record China    2009年8月4日(火) 7時13分

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8月1日、オバマ米大統領が米中関係を「世界のどの2国間関係より重要」と発言したことに触れ、欧州では米中関係の強化により欧州の国際的地位の低下が危ぶまれている、とドイツ紙が報じた。写真はワシントン。

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2009年8月1日、ドイツの国際放送局ドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle)の中国語サイトは、オバマ米大統領が先に開かれた米中戦略・経済対話で、米中関係が「他のどの2国間関係より重要」と発言したことを取り上げ、「欧州市民も同発言に注目している」などと伝えた。環球時報の報道。

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米中両国が経済共同体として共生するという新概念――「チャイメリカ」。環球時報によると、独紙・フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは、チャイメリカについて次のように伝えた。「貿易、金融、経済分野で、米中は密接な関係にある。国家構造の相違は両国関係の障害ではない。中国が第2の超大国になるとの見方も強く、米中首脳会議が世界を代表する会議となることさえ考えられる」。

同記事は、「米中の相互協力なくしては、世界が抱える数々の困難は解決が極めて難しい」と分析するが、この「2国グループ」は、欧州にとっては喜ばしい存在ではない。それは国際政治における欧州の発言力を奪い、欧州が世界経済の中枢から締め出される可能性を意味するからだ。先ごろワシントンで米中戦略・経済対話が開催され、気候変動対策での協力強化を誓った米中両国だが、米中の深まる関係に欧州各国は懸念を強めている。しかし中国人民大学米国研究センター主任は、「気候変動問題について言えば、米国と欧州のつながりは、ワシントンと北京よりも深い」と冷静な見方も示す。

アジア人の目には、世界における欧州の前途は暗い。世界の勢力図が変化する中で、欧州が「負け組」に転落するとみるアジア人も多いという。(翻訳・編集/SN)

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