映画ロケで大人気の北海道ツアー、深刻な中国語ガイド不足が悩みの種?―日本の華字紙

Record China    2009年8月4日(火) 12時29分

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3日、今年中国で大ヒットした映画「非誠勿擾(誠実なおつき合いができる方のみ)」のロケ地、北海道を訪れる中国人観光客が急増中と伝えられた。中国語の話せる現地ガイドがおらず深刻な問題に。写真は「非誠勿擾」のスチール。

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2009年8月3日、日本の華字紙「中文導報」は、北海道を訪れる中国人が増えている一方で中国語を話せるガイドが不足しているため、現地ではこれ以上観光客を呼ぶことができず深刻な状況に陥っていると報じた。

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中国で今年大ヒットした正月映画「非誠勿擾(誠実なおつき合いができる方のみ)」のロケ地として一躍有名になった北海道の阿寒湖温泉。今年1〜4月の4か月間に同地をたずねた中国人客は2007人に達し、前年同期の146人から一気に14倍に増加した。中国人への個人ビザ解禁となった7月1日からは、さらに多くの中国人が北海道観光にやってきたが、中国語を話せる正式なガイドは全北海道でわずか18人しかおらず、これが中国人の観光地選びのネックになっているという。

日本政府観光局(JNTO)が1949年から毎年実施する通訳ガイド(正式名;通訳案内士)試験は非常に難しく、中国語での合格者はこれまでに1540人しか出ていない。昨年、香港・台湾・中国本土から日本へ観光に訪れた人数は約294万人であったことから、すべてが正規のガイドを依頼した場合、単純計算で中国語の通訳ガイド1人が1909.6人を担当する勘定になる。このため、中国人観光客日本旅行に二の足を踏む原因にもなっているという。(翻訳・編集/本郷)

編集注:実際には日本の無資格ガイドに対する規制は有名無実でこれまでに一件も摘発事例がないため、全国的には、無資格ガイドを利用したり正規ガイドに依頼せずに添乗員だけが案内する事例が圧倒的に多いと言われる。(NK)

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