夏休みで名門大学は見学客ラッシュ!学内商店はニンマリ、当局は負担増で渋い顔―北京市

Record China    2009年8月10日(月) 21時25分

拡大

7日、北京晩報によると、夏休みを利用して中国で1、2を争う有名大学を見学しようと北京大学、精華大学などに中国全土から観光客が詰めかけているという。写真は北京大学の見学ツアーの様子。

(1 / 4 枚)

2009年8月7日、北京晩報によると、夏休みを利用して中国で1、2を争う有名大学を見学しようと北京大学、精華大学などに中国全土から観光客が詰めかけているという。

その他の写真

夏休みシーズンの到来とともに、“有名校めぐり”が熱気を帯びている。北京大学や清華大学などの一流校はとりわけ人気が高い。統計によると、清華大学の「観光客数」はピーク日で3万人以上、平均すると1日約2万人。見学客の受け入れのために同大は観光用の大型バスやマイクロバスを手配し、さらには見学客向けのサービス窓口を設置するなど、緊急対策を講じている。だが、これが大学側に大きな負担となっているという。

観光客が集まる同大の校門前には、客引きの白タクも多い。車両脇で「ガイドは無料。乗りながら構内を回れます」と書かれたビラを掲げている運転手もいるが、観光客をみかけると「観光スポットをご案内します。1時間で構内1周50元(約700円)。」などと料金交渉を持ちかけてくるらしい。ある運転手によれば、観光客には子ども連れも多く、それなりに儲かっているという。

大学内の商店も絶好のビジネスチャンスを逃すまいと、自転車レンタル・サービスを始めた。1〜3人乗り自転車を1時間半貸し出し、20〜40元(約280〜560円)。

こうした有名校めぐりは社会公益、経済効果をもたらすとされているが、学生が利用する食堂など観光エリア外にまで入り込む客もいるなど、構内秩序への影響も懸念されている。(翻訳・編集/SN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携