北京の「ディズニー化」?嘆く声も、歴史顧みず再開発される旧市街ー米紙

Record China    2009年8月17日(月) 7時35分

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13日、米紙は「北京、新しい旧市街」と題した記事を掲載し、歴史を顧みず生まれ変わる北京を「ディズニー化」だと指摘する声を紹介した。写真は生まれ変わった清朝の街並み「大柵欄」。

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2009年8月14日、環球時報によると、米ニューヨーク・タイムズ紙は13日、「北京、新しい旧市街」と題した記事を掲載した。

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長い歴史を持つ北京市はその様相を大きく変えつつある。6車線道路が住宅街を貫き、巨大な立体交差を越えるにはひたすら遠回りを強いられるようになり、歩行者にとってはひどく住みにくい街に生まれ変わった。ほんの数年の間に、取り壊された旧市街には高層ビルが建ち並び、ホテルやデパート、オフィスビルが林立するようになり、清朝の時代から北京を代表する繁華街「大柵欄」すらも“理想化”された色とりどりの真新しい建物に作り替えられてしまった。歴史の保存という観点から言えば、現在の「大柵欄」はまったくの別物と言える。

米国の大学で教鞭を執る陳(チェン)教授は北京のこうした変化を「ディズニー化」だと指摘、誰もが古い歴史を持つ北京の価値を忘れしまい、観光面にばかり目が向いてしまっていると話す。しかし、かつての北京は現在のように活気に満ちあふれていなかったのも確かで、また北京に限らず多くの工業都市が同じように観光業に力を入れ、活力を取り戻そうとしていると指摘している。

ただ、新たに作られた大柵欄は、壊されてしまった「本当の大柵欄」と同じように観光客を呼び寄せられるだろうか?と記事は疑問を投げかけている。(翻訳・編集/岡田)

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