2009年8月13日、中国西部の重慶市政府は同市と北側の陝西省西安市、東側の湖南省長沙市をそれぞれ結ぶ高速鉄道路線2路線の新設を計画中であることを明らかにした。同市政府はこれらの路線が完成すれば、該当地域の経済発展に有利となるだけでなく、重慶と東部の長江デルタ、珠江デルタ、台湾海峡西岸の各経済地区を結ぶ重要な交通手段になると期待している。中国新聞社が伝えた。

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国家鉄道部によると「重慶―西安」「重慶―長沙」の2路線はいずれも新設の旅客路線となるという。同部では先ごろ、重慶市との間で共同で建設プロジェクトを推進することに同意し、すでに具体的な計画の作成に取りかかっている。

同市政府の周波報道官は建設計画の現状について、「現在、関連部門が2路線の通過地点、列車の性能、設置駅などについて検討しており、具体的な内容の発表にはまだしばらく時間を要する」と語った。計画の早期実現を望む同市政府は、建設プロジェクトの「国家鉄道ネットワーク建設・十二五計画」（＝第12次5カ年計画、2011年―15年）への正式な組み入れを目指し、各方面に積極的に働きかけている。（翻訳・編集/東亜通信）