三峡ダムの底に沈みゆく村、雲安古鎮―重慶市

Record China    2006年10月30日(月) 17時32分

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三峡ダムの貯水により沈むことが決まっている雲安古鎮には、まだ2000人ほどの住民が暮らしている。彼らは今後雲陽新県に引っ越して、新たな生活を始めることになる。

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2006年10月27日、第三期貯水工事を経て、三峡ダムは水位156mを達成した。今回の貯水に伴って、三峡ダムの上流から280km離れた場所の歴史ある集落「雲安古鎮」はさらに深く水の中に沈んでいった。

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1700年の歴史をもつ雲安古鎮は、重慶(じゅうけい)市雲陽(ユンヤン)県内に位置し、かつて2万8000人の住民が暮していた。しかし現在はそのほとんどが沈んでしまい、まだ水没していないわずかの土地で2000人ほどが暮している。

三峡ダムの貯水に伴う雲安古鎮住民の引越し先は、雲陽新(ユンヤンシン)県の中部と決まり、40万平方メートルにおよぶ地域にアパート80棟と大型スーパーマーケット2軒、病院、学校などが政府補助金を用いて建設された。移住者たちは今後修理業や観光業、商品卸売業などの産業に従事して生計を営むことになっている。

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