児童から基準値超す鉛検出、湖南省でも=工場周辺の街で被害相次ぐ―中国

Record China    2009年8月19日(水) 15時31分

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18日、湖南省武岡市の文坪村で、マンガン工場の周辺に住む児童約100人から基準値を上回る鉛が検出された。写真は検査結果を掲げる児童。

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2009年8月18日、南方都市報によると、湖南省武岡市の文坪村で、マンガン工場の周辺に住む児童約100人から基準値を上回る鉛が検出された。児童の中には髪が抜けるなどの症状が現れている者もいるという。

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村人によると、工場は3年ほど前に建てられたもので、当初はその危険性について村人たちはまったく理解してなかったという。ところが十数日前、ある村人の子どもの髪の毛が抜けるようになり、省都・長沙市の病院で検査したところ、医師から自宅付近に重金属工場がないか聞かれ、問題が発覚した。

不安に思った他の住民が子どもたちを検査させたところ、体内から基準値を超す鉛が検出され、一部の大人からも鉛が検出された。この一件が武岡市政府に知れると、市委員会の責任者が現地を視察し、症状の重い児童86人を長沙の病院へ搬送するなどの措置がとられたという。

同様の鉛中毒事件は陝西省宝鶏市でも発生しており、事態を重く見た武岡市政府は15日、市内全域の精錬工場に対して検査を行うことを決め、検査が終了するまですべての操業を停止するよう指示した。(翻訳・編集/岡田)

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