Record China 2009年8月21日(金) 1時2分
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8月、個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国でまたも建築の欠陥が問題になったことを取り上げた。四川省成都市のあるマンションは大雨の後にマンション本体が傾斜し、二つの棟が接触する事態になっている。写真はCCTVの新社屋。
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2009年8月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国でまたも建築の欠陥が問題になったことを取り上げた。四川省成都市のあるマンションは大雨の後にマンション本体が傾斜し、二つの棟が接触する事態になっている。
【その他の写真】
同ブログの内容は以下の通り。
中国国営テレビ局・CCTVの新社屋は斜めに伸びる二つのビルが上空でくっつくという何とも不思議なデザイン。米タイム誌が選ぶ「2007年世界10大奇跡の建築」にも選ばれたそうです(2007年12月20日付レコードチャイナ)。
この“奇跡のデザイン”を図らずしも実現してしまったマンションがあるとのこと。今回のエントリーはそのマンション、四川省成都市の校園春天についてお伝えします(7月26日付新浪網ビデオキャスト)。もともと30センチ程度しか離れていなかった二つのマンションですが、7月17日の大雨の後、ゆっくりと傾きだし、上部が接する状態になってしまいました。壁に備え付けられていた物は挟まって無残に潰れるなど恐ろしい状態に。もちろん雨だけでこんなことが起こるはずもなく、住民らは隣で行われているマンション建設が原因ではないかと主張しています。
ひどい話ではありますが、これだけだと上海のマンションぽっきり倒壊(本ブログの6月27日エントリー参照)と比べればインパクトでは負けてしまうところ。ただ笑ってしまうのはここからです。たんにマンションが傾くだけではなく、校園春天では道や壁、そしてマンション本体に無数の亀裂が走っている状態ですが、なんと業者はそこにセメントを塗り込むことでごまかしているのだとか。住民は「表面だけ取り繕いやがって」と激怒していますが、それも納得です。業者はこんなことで責任逃れできるつもりなのでしょうか?
あまりのおばかな対応に笑ってしまいましたが、終の棲家がこんなことになってしまった住民の気持ちを考えると、とても笑って済ませられるようなことではなないのですが。
(筆者:chinanews)
■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者のブログ。『21世紀は中国の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中国関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。
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