Record China 2020年8月24日(月) 22時0分
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台湾の有名ネット掲示板PTTで今月19日、「日本と台湾、選べるならどちらに生まれたいか」との質問が書き込まれ、あるネットユーザーの三つの視点からの分析が注目を集めている。写真は台湾の淡水。
観光や就職、留学などを目的に毎年多くの人が日本を訪れる「親日」で有名な台湾。そんな台湾の有名ネット掲示板PTTで今月19日、「日本と台湾、選べるならどちらに生まれたいか」との質問に対するあるネットユーザーの「断言」が注目を集めている。
上記の質問に回答したのは日本に3年ほど滞在しているユーザーで、「仕事」「環境」「アフター5(退勤後の時間)」の三つのポイントから分析している。
まず「仕事」について、IT関連の仕事は日本では大きな優位性はないものの給料は悪くないと説明。「収入面だけを考えるなら断然日本というわけでもないが台湾よりは高い」とした。また、かつては(日本は)職場でのいじめやパワハラが多かったとする一方、「現在は法整備が進んだ」とし、「仕事上のストレスもそれほどなく、最近は新型コロナウイルスの関係でほとんどリモートワークになっている」と説明した。
次に「環境」については、「台湾は湿度が高く蒸し暑いのが耐えられない」とし、「日本も暑いが乾いた暑さなので、服は湿りはするが(汗で)ねばつくようなことはない」と紹介。賃貸物件の家賃は台湾よりも圧倒的に高いものの、郊外ならそれほどでもないとした。また、休みの日の外出も「台湾のようにどこに行っても人が押し合いへし合いしているような状況ではない」としたほか、気候が穏やかで季節によって異なる景色が楽しめるので、遊びに行ける場所がたくさんあるとつづった。
続いて「アフター5」について、「たまにバーや居酒屋で一杯飲む。バーカウンターに座って隣の日本人と話したりするが、大体の人は台湾人に良くしてくれる」「居酒屋にはおいしいものが多い」などとし、「時々夢中になりすぎて終電で帰ることもある。娯楽が多い。でなければ台湾人がこれほど日本が好きなわけはない」と説明した。
同ユーザーはほかにも「子育て」について「絶対に日本がいい」とし、子どもが産まれたら出産育児一時金がもらえることや、国公立の学校の学費が安いことなどを説明。また、「カラオケやボーリングが安く、空気も台湾よりきれい」とし、台湾にも良いところはあるとしつつも「台湾に戻りたくなるような誘因がまったく思いつかない」と言い切った。
この主張は他のユーザーからおおむね賛同を得ている他、台湾のメディアにも注目されており、聯合新聞網や三立新聞網、中国時報などが相次いで取り上げている。(翻訳・編集/北田)
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