Record China 2009年8月26日(水) 20時5分
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25日、中国の贅沢品消費額が2015年に日本を抜きアジア最大になる見込みであることが分かった。写真はブランド品の広告。
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2009年8月25日、クレジットカード会社・マスターカードが24日に発表したレポート「贅沢品市場:過去から予測する未来のトレンド」によると、中国本土住民の贅沢品に対する消費金額が、2015年には日本を抜きアジア最大になる見込みであることが分かった。香港紙「文匯報」が伝えた。
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レポートは、マスターカードとフランスのエセックビジネススクール(ESSEC Business School)が共同で作成した。同スクールのミシェルファン首席教授は「クレジットカードの利用データなどから推測すると、中国の今後1年間の贅沢品消費額の伸びは7%前後、一方、米国はマイナス10〜15%となるだろう」と分析している。
中国本土における贅沢品の購買力について、同教授は「長い歴史を持つ世界的なブランドのルイ・ヴィトンやグッチなどでさえ、中国で知られるようになってからまだ10年ほどしか立っておらず、中国本土でのブランドに対するニーズは非常に強い。加えて、購買力を持った富裕層が増大しており、富裕層による非必需品の消費総額は、2015年には香港の約8倍の1669億ドルに達するだろう」と語る。
こうした傾向を受けて、世界の有名ブランドは中国本土に続々と専門店を開設している。例えばルイ・ヴィトンは、中国国内にすでに専門店25店舗を開設しているという。
同教授は、有名ブランドの対中国戦略として、ネットショップの開設を勧める。過去の調査では、中国本土の回答者の94%が「ネットショッピングをする」と答え、アジアでは最も高い割合だったことに加え、国土の広い中国各地で専門店を開設するのは限界があるためだと説明する。同教授は「有名ブランドによるネットショップの開設は、ブランド商品の売り上げを伸ばし、中国の贅沢品消費の主力となる」と予想している。(翻訳・編集/HA)
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