海外で働く中国人労働者は75万人―中国紙

Record China    2009年8月29日(土) 11時23分

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28日、中国が海外に派遣した各種労働者が、6月に延べ482万人に達したことがわかった。現在海外で労働に従事する中国人は75万6000人にのぼる。写真は海外へ出稼ぎに行く中国人労働者。

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2009年8月28日、中国商務部が最近伝えたところによると、09年6月末、中国が海外に派遣した各種労働者が延べ482万人に達した。09年6月末現在、国外で労働に従事する中国人は75万6000人にのぼる。

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それによると、中国人労働者の海外への派遣には4つの段階があったという。

初期段階(1978〜1982年)――中国の対外支援政策が進展し、中国の建設請負企業が次々と中東へ進出した。中国人労働者人口は約3万人、北アフリカと中東に集中した。

安定した発展の時期(1983〜1989年)――「全建設工程の請負」から「純粋な労働者の派遣」にシフト。労働者の派遣先は、建築、紡績、電子、農業、漁業など多岐にわたった。労働者人口は約7万人。

急速発展期(1990〜2000年)――海外の中国人労働者人口が急速に増加した時期。2000年末時点での労働者人口は40万人以上、分布範囲は184の国と地域に及んだ。

調整と上昇の時期(2001〜2008年)――この時期、平均すると毎年11%の割合で中国人労働者が増加している。ピークは08年10月末の85.4万人。労働者の素地・素養も次第に改善され、建築、紡績など単純労働以外に、船員、パイロット・客室乗務員、IT、研究者、設計、管理など派遣される職域も拡大しているという。

同記事によれば、海外で働く労働者の増加により、GDPの増加、国内失業率の緩和、送金による地方経済への刺激など、中国経済へのメリットも多い。(翻訳・編集/津野尾)

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