2009年8月29日、中国新聞社によると、中国の今年の国慶節（建国記念日）と中秋節の連休が、10月1日から8日までの8連休となることから、国内外を問わず旅行者数の大幅な増加が見込まれている。

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今年は国慶節（10月1日）と中秋節（10月3日）の祝日が重なることから、過去最長の8連休となる。記事によると、連休期間、「海外旅行への意欲が高まり、出国ラッシュが到来する」と旅行業界は期待している。金融危機、新型インフルエンザ、自然災害、その他国際情勢などの影響を受け、今年の旅行業界は低迷が続いている中、この大型連休が海外旅行のピークシーズンになるのは間違いないとみられている。中国国際旅行社によれば、同連休期間中の海外旅行ツアーの予約はすでに6割近く埋まっているという。

海外旅行の予約動向をみると、最も人気が高いのは米国で、「発売から2週間で、どのツアーもほぼ完売する」（中国国際旅行社）という。ツアーでは「米国イエローストーン国立公園9日間」といった自然に触れるものが大人気。このほか、ヨーロッパの各ツアーの予約も、半分以上埋まっている。

海外旅行に後押しされて、国内旅行の予約も増加傾向にある。中国最大級の旅行情報サイト「携程旅行網」によると、日本・韓国・台湾・香港などにも予約が殺到しているという。その中心層は、家族連れなど個人旅行者。内モンゴル自治区の胡楊林、四川省の九寨溝、新疆ウイグル自治区のカナス（喀納斯）湖など秋の風情を満喫できる景勝地に、たくさんの旅行者が押し寄せると予測されている。（翻訳・編集/SN）