2009年8月31日、1990年代の香港音楽界を代表する「四大天王」として、長年にわたり絶大な人気を誇ってきた歌手のアンディ・ラウ(劉徳華)が極秘裏に結婚していたというニュースは、多くのファンを震撼させた。今年48歳を迎えるアンディが85年のデビュー以来、一貫して保ち続けてきた「優等生」イメージは「世界中で唯一、決して嘘をつかない男が嘘をついた」と受け止められ、大きく傷ついている。中国新聞社の報道。

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アンディは先月末、24年来の恋人とされるマレーシア籍の華僑女性キャロル・チュー（朱麗倩）さんと米国で入籍していた事実を公式ファンクラブサイト「華仔天地」で発表した。

結婚はしない、女性関係は匂わせない…香港のトップ芸能人の不文律が崩壊した。ある芸能関係者は「“アイドル”というものが終わった。若いファンたちは今後、好きな芸能人に対しても醒めた目線を向けるようになるだろう」と分析している。若手人気作家の張一一（チャン・イーイー）は、アンディが既婚の事実を隠してきた行為について「モラルに欠け、ずる賢い」と批判。「アンディの完璧なイメージはすべてつくりあげられたもの。必死に優等生ぶっているが、陰では金儲けに走り、後続の若手芸能人らにキャリアを譲らない」と、手厳しく続けた。

アンディのファンからは、「“結婚”という人生の一大事すら隠し、メディアや大衆を騙すのか。彼の言葉はもう何を信じていいかわからない」との声も上がっている。従来のイメージがクリーンだっただけに、その衝撃は予想外に大きくなってしまった模様だ。(翻訳・編集/愛玉)