Record China 2009年9月6日(日) 8時58分
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3日、米国の自然保護団体Wild Aidによると、誕生してから4億年以上の歴史を持ち、「生きた恐竜」とも呼ばれるサメが、フカヒレ料理の材料とするための乱獲や海洋環境の破壊によって絶滅の危機に瀕しているという。写真はフカヒレ料理。
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2009年9月3日、米国の自然保護団体で、中国・北京にも事務所を構える「Wild Aid」によると、誕生してから4億年以上の歴史を持ち、「生きた恐竜」とも呼ばれるサメが、フカヒレ料理の材料とするための乱獲や海洋環境の破壊によって絶滅の危機に瀕しているという。人民網が伝えた。
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中国ではフカヒレは高級食材として扱われており、主にフカヒレスープやフカヒレの姿煮などに使われ、お客のもてなしには欠かせない食材となっている。「Wild Aid」によると、ここ数年の中国経済の発展によるフカヒレ需要の急増や、捕獲技術の飛躍的な向上によるサメの乱獲が、サメの生息数減少の大きな原因となっている。
Wild Aidがこのほどまとめたサメに関するリポートによると、サメは海洋生態系の食物連鎖の中で頂点に位置する動物(=海洋生物群衆の中の最終捕食動物)で、下位の動物・魚類の生態に与える影響は極めて大きい。そのため、サメの生息数に大きな変化があると、海洋生物全体への影響は計り知れない。サメの絶滅や生息数の減少は人間社会に無関係ではなく、経済的な損失とともに、食糧の安全問題や社会問題にまで発展する可能性があると指摘している。
Wild Aidは今年4月、中国の非営利組織・中国企業家クラブとともに「サメの保護、フカヒレを食べないキャンペーン」を展開。米NBAプロバスケットボールのヤオ・ミン(姚明)選手をはじめとする有名スポーツ選手がこれに賛同し「フカヒレを食べない」と宣言するなど、世間から大きな注目を集めた。
Wild Aidのスティーブ・トレント(Steve Trent)主席は「中国は国内の消費者にフカヒレを食べないよう促すべきだ。世界最大のフカヒレ消費国として、中国のこうした行動はサメの保護に大きな効果がある」と語っている。(翻訳・編集/HA)
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