中国の製塩企業が世界製塩業者組織設立を提案―中国メディア

Record China    2009年9月8日(火) 14時48分

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5日、世界最大の塩産出国・中国の製塩業者が、世界塩業組織の設立を提案した。写真は四川省の製塩所。

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2009年9月5日、世界最大の塩産出国・中国の製塩業者が、世界塩業組織の設立を提案した。中国新聞社が伝えた。

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中国で毎年産出される塩の量は6600万トンで世界一、最大生産能力は7200万トンに達する。アジア最大の塩業会社である中国塩業総公司の茆慶国(マオ・チングオ)社長が第9回世界製塩業大会の会場で、国連や米国の製塩業者協会の職員や、ヨーロッパ、米国、インドの同業者など1000名余りに対して世界の同業他社との交流・協力を強化する重要な足場としての世界製塩業者組織の設立を提案した。ただし詳細については明言しなかった。

中国が産出量世界一になる以前は、米国がその座を守っていた。その他、ロシア、ドイツ、カナダ、英国、インド、フランス、メキシコ、オーストラリアなどが主な産出国として挙げられ、日本は世界最大の塩輸入・消費国だ。オランダにも巨大な国際製塩企業があり、先進の塩精製技術を持つ。これら12か国は世界の製塩事業に大きな影響を及ぼす国々だ。

記事によると、中国の製塩は主に海塩、井塩(主に四川省で行われる製法。井戸を堀って塩水を汲みだし、それを煮て水分を蒸発させる)、湖塩であり、そのうち海塩は世界の海塩総生産量の3分の1以上を占める。近年、中国の世界塩業における地位が急速に上昇しており、特に塩内の黄砂含有量が高いという問題が解決できれば、その品質は日本の求めるレベルに達しているという。(翻訳・編集/中原)

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