出産前の親子DNA鑑定が急増=背景に性の乱れ―中国

Record China    2009年9月7日(月) 14時26分

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6日、中国で生まれる前の子どものDNA鑑定を行う親が急増している。関連法規が定められていないこともあり、問題視されている。写真は安徽省にあるDNA鑑定センター。

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2009年9月6日、工人日報によると、中国で生まれる前の子どものDNA鑑定を行う親が急増している。河南省のある病院では、以前は親子DNA鑑定の依頼は年に数十件ほどだったが、現在は年500〜600件にまで増えているという。関連法規が定められていないこともあり、問題視されている。

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中国で親子DNA鑑定が行われ始めたのは90年代のことだが、数年ほど前から鑑定を求める人が増え始めた。鑑定を求める人の多くは、「父親が誰か知りたい」という妊婦で、「結果によっては中絶したい」というケースも少なくないと業界関係者は話す。

また、鑑定を行っている河南省人民医院の医師によれば、中にはつき合っている複数の男性の毛髪を持参して、「お腹の子どもが誰の子どもかはっきりしてから、どの男性と結婚するか決める」と話す女性もいるという。

鑑定が増加する背景には性の乱れがあると専門家は指摘するが、鑑定に関する具体的な関連法規が定められていないことも問題視されている。母親には父親が誰かを知る権利があるが、子どもにも生きる権利がある。国の関係部門による統計では、親子DNA鑑定の数は年20%のペースで増えているが、浙江省や広東省などでは年40〜50%というペースで急増しているという。(翻訳・編集/岡田)

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